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2007/10/31 (Wed)
久々に暗闇の中を走っていた。
静かな空間に、ドクドクと自分の心臓の音と荒くなった呼吸音だけが響く。
呼吸が震える。
ぎゅうっと握り締めた掌も多少震えていて…
大丈夫、と言い聞かせて落ち着いた頃にはもう家が目前だった。
大丈夫だと分かっているはずなのに…一瞬扉を開けるのを躊躇ってしまった。
いけないいけない…そう思いながら軽く開けると中から飛び出す存在に圧し掛かられ、心臓が止まりそうなほど驚く。
『…ヴァレス?…うわぁ、何だびっくりしたぁ…』
留守を任せている狼のヴァレスだった。
緊張が解け、ばったりと玄関にそのまま寝転がる。
驚かした張本人(?)はいつも以上の反応に驚いて目をぱちくりさせている。
『ごめんごめん…ちょっとね、怖いことがあってね…』
今でも思い出すと背中に冷たいものが走る。
ほんの一瞬。
でもアレは確実に…
頭を振って再度出てきたその念を払った。
落ち着きを取り戻してヴァレスを撫でていると、そろそろと他の子たちも集まってきた…
表情に差はあるものの、皆少し心配してるような目。
動物達にまで心配かけちゃいけないよな…
あんまりにも情けない自分に苦笑してしまう。
ありがとう、と言うかわりに皆をそっと撫でてから立ち上がってベットに向かった。
こんな日は早く寝てしまうのが一番だ。
布団を被った時、ズシズシ、と物凄い重みが身体に圧し掛かった。
「ちょ、え…何!?」
起き上がれないので、目だけで確認すると…いつも以上に身体の上で丸まる動物達の姿が目に入る。
安心、させようとしてくれているのかな…?
そう思ったら少し泣きそうになった。
身体に、動物達のぬくもりが伝わってくる。
自分はそれよりも多少暖かい。
…また、ちょっと具合が悪いのかな…
多分熱があるんだろう…
熱の時って何でだか凄く心細くなるし、ものごとをより悪く考えてしまう。
いけないな…と何度目かの溜息をもらしつつ、今日くらいは久々にたくさん感じるぬくもりを素直に受け取ることにした。
多少息が苦しくても我慢。
布団の中に入ってくる我が家に着たばかりの猫を抱きしめて、目を閉じる。
明日は、もうきっと、大丈夫。
そう言い聞かせながら。
ぎゅうっと握り締めた掌も多少震えていて…
大丈夫、と言い聞かせて落ち着いた頃にはもう家が目前だった。
大丈夫だと分かっているはずなのに…一瞬扉を開けるのを躊躇ってしまった。
いけないいけない…そう思いながら軽く開けると中から飛び出す存在に圧し掛かられ、心臓が止まりそうなほど驚く。
『…ヴァレス?…うわぁ、何だびっくりしたぁ…』
留守を任せている狼のヴァレスだった。
緊張が解け、ばったりと玄関にそのまま寝転がる。
驚かした張本人(?)はいつも以上の反応に驚いて目をぱちくりさせている。
『ごめんごめん…ちょっとね、怖いことがあってね…』
今でも思い出すと背中に冷たいものが走る。
ほんの一瞬。
でもアレは確実に…
頭を振って再度出てきたその念を払った。
落ち着きを取り戻してヴァレスを撫でていると、そろそろと他の子たちも集まってきた…
表情に差はあるものの、皆少し心配してるような目。
動物達にまで心配かけちゃいけないよな…
あんまりにも情けない自分に苦笑してしまう。
ありがとう、と言うかわりに皆をそっと撫でてから立ち上がってベットに向かった。
こんな日は早く寝てしまうのが一番だ。
布団を被った時、ズシズシ、と物凄い重みが身体に圧し掛かった。
「ちょ、え…何!?」
起き上がれないので、目だけで確認すると…いつも以上に身体の上で丸まる動物達の姿が目に入る。
安心、させようとしてくれているのかな…?
そう思ったら少し泣きそうになった。
身体に、動物達のぬくもりが伝わってくる。
自分はそれよりも多少暖かい。
…また、ちょっと具合が悪いのかな…
多分熱があるんだろう…
熱の時って何でだか凄く心細くなるし、ものごとをより悪く考えてしまう。
いけないな…と何度目かの溜息をもらしつつ、今日くらいは久々にたくさん感じるぬくもりを素直に受け取ることにした。
多少息が苦しくても我慢。
布団の中に入ってくる我が家に着たばかりの猫を抱きしめて、目を閉じる。
明日は、もうきっと、大丈夫。
そう言い聞かせながら。
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