音の器。

今日久々に奮発してみた！

いつも寄る店をチラッと覗いてみると見慣れぬ青に惹かれて思わず足を止めた。
細工があまりに綺麗で…気が付いたら手に取っていた。

どうやらそれは歌や言葉を封じるものらしい。
散々何に使おうか迷って、動物の声を入れたり歌ってみて遊んだりしたけど…
やっと良いことを思いついた。

手紙。
音の手紙として森に贈ろうと思う。

旅に出てから村の皆にはずっと手紙を送るか、風を使って話すかだったけど…
手紙だけだと物足りないし、風を使って話すなら声は届くけど大分遠い地だから相当の集中力が必要で…あまり出来るものでもない。
でもこれならば…会話、とは少し違うけれど少なくとも手紙よりは伝わるだろうし。
おまけに向こうからも同じことが出来るはず。

早速動物達を集めて皆で一緒に話して、それを込めてザークにでも届けてもらおうっと。
フフ、良い買い物したなぁ…返ってくる返事が楽しみだ。