ナザル・ボンジュウ

（画：自作）

青いガラスで作られる目玉。
災いが起きた時、持ち主の身代わりになり砕けるといわれている。

中東系の伝統として、「ナザル」から身を守るために眼の形をしたお守りを身に付ける風習があるらしい。
そのお守りというのが、『ナザル・ボンジュウ』。

「ナザル」とは強い嫉妬の目、激しい羨望といった意味合い。
このナザルは非常に恐れられていて、家にナザルが取り憑くと仕事は失敗続き、夫婦は険悪に、子供は病気になる…などなど色々な不幸に見舞われるとか。
その恐ろしい「ナザル」を跳ね返す為、お守りは目玉の形になってるんだって。
見るもの全てを石に変えるメデューサ信仰の名残が…とかなんとか記してる本もあったな…

実は、ベリーダンサーは嫉妬や羨望の目で見られることが多い事から、衣装の中にお守りの目の形、つまりダイヤのデザインが組み込まれているらしい。
今度見たらじっくり観察してみようと思う。（どこで

左腕につけるのが一番効果的で伝統にそったものらしい、けど…
お守りとしてのナザル・ボンジュウはそんなのに向いてるとは思えないからきっとアクセサリーとかに組み込まれた目のデザインの事を言ってるんだよね…ふむ。

作ってみたのは良いけれど…ちょ、ちょっとやっぱり形が歪だなぁ…ガラス工芸って難しい。
とりあえず大きいものもそのうちでる、かも？（今は旨く出来なくて作るたびパリンパリン割ってる